電池材料、触媒材料などを手がける田中化学研究所は9月10日、リチウムイオン電池の正極材の素材製造法について、米国で特許を取得したと発表した。
この特許は、リチウムイオン電池用正極材料のうち、所定量のニッケル・マンガン・コバルトを含むリチウム複合酸化物を得る前駆体製造で、それら組成比で構成される水酸化物とその製造方法に関する特許で、このリチウム複合酸化物は、希少金属のコバルトの使用量を抑制でき、比較的信頼性が高い性質を示すことから、近年注目されている新素材という。
リチウムイオン電池は、携帯電話やノートパソコンなどの用途で急速に普及し、最近では、ハイブリッドカーや電気自動車などの用途でも開発が加速され、住宅分野も含め、環境・エネルギー問題解決のキー技術として、更なる需要が見込まれている。
田中化学研究所では、特許の基本技術を基に、民生・自動車分野などでの更なる用途拡大を目指し、増産展開を検討していくとしている。日本は、三洋電機やGSユアサ、東芝など蓄電池の技術では世界をリードしている。この技術を核に、再生可能エネルギー革命を先導してもらいたいものだ。
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