伊藤忠商事と伊藤忠都市開発が手掛ける世田谷の分譲マンション『クレヴィア二子玉川』に車載用リチウムイオン電池を導入すると報じられた。システムは屋上に設置する太陽光発電システムが、昼間に発電した電力を蓄電池に貯蔵し、マンションの共用部の夜間照明に当てるというもの。照明の光源はLEDを用いる。
クレヴィア二子玉川は総戸数51戸、5階建ての分譲マンションで、2011年の3月竣工の予定。マンションの共用部の電力をシステムでほぼ賄えると試算している。これにより、マンション1戸当りの管理費を月額で1200円軽減できるという。
太陽電池は伊藤忠商事が傘下に収めた日本エコシステム製で、蓄電池は日産自動車やノルウエーのThinkNordic社が電気自動車に採用を予定しているEnerDel社の車載用リチウムイオン電池をベースとしている。昨年11月からスタートした固定価格買取制度によって、余剰は蓄電せずに積極的に売電した方が良いはずだが、マンションで太陽光発電と蓄電池を組み合せて販売を開始したことは評価できる。蓄電池も用途が広がり、生産量が飛躍的に伸びることでコストが下がっていくので、このような使い方も将来は当たり前になっているのかも知れない。伊藤忠グループが手掛けるマンションは、再生可能エネルギーなどを積極的に採用しており、そのイメージが近年定着しつつある。












