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2009年09月02日

NEDOの住宅内直流システム実証事業

NEDOは、次世代の住宅内インフラを担う直流システムの技術開発を行い、省エネルギー効果を実証する事業について、パナソニック電工株式会社、シャープ株式会社に助成することをこの6月に決定しました。事業期間は今年度から2年間。既存の交流システムに比べ約10%以上の省エネルギー効果を目指すとのこと。

 

この事業の概要は、次世代の住宅内インフラを担う、低電圧の直流配線と既存の交流配線を併用する住宅内システムの技術開発を行い、省エネルギー効果を実証を行う。


 2009年度は住宅用低電圧直流システムを試作、コンセント等の器具の安全性も含めた評価を行い、2010年度には実験住宅等において設置導入の容易性、交流システムとの併用等を検証し、既存の交流システムに比べ約10%以上の省エネルギー効果があることを実証する。平行して、直流システムの海外を含む市場展開・標準化の方向性や従来システムに比べ約20%以上の省エネルギー効果を持つ可能性について、有識者を交えた調査・検討を行う。


 直流配線を導入するメリットは、現在も低電圧の直流で作動している情報・家電機器においてACアダプタ毎に交流から直流への変換を、住宅毎または部屋毎に一括で行うことによる省エネルギー効果だけではなく、直流配線に信号を重ねれば、センサからのモニタリング情報の収集、機器制御等が容易になり、快適な生活を送りながら、さらなる省エネルギーを達成できる可能性がある、とのことだ。


 また、数多く提案されている"太陽光発電、燃料電池といった直流で発電をする電源の電力を交流に変換することなく直流のまま活用する"という構想の共通基盤にもなると言われている。
 

現時点では、各電化製品は交流から必要な電気を得るかたちで回路設計されているし、コンセントも交流用しか敷設されていませんから、家庭内に新たな直流給電のシステムを構築したり、専用の製品を作るのには時間が掛かります。DC/ACの変換ロスが多くてもパワーコンディショナで交流に変換するのが現実的なのです。しかし、今後は、太陽光発電に加え、燃料電池、蓄電池が普及するにつれ、個々の変換ロスを考えれば、直流給電の必要性も高まると考えられる。

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