生産するのはCISと呼ばれる化合物系の薄膜太陽電池だ。主流のシリコン系と異なり、シリコンを使用しない分生産コストが安くなる。変換効率が低いと言われているが、昭和シェルは13~15%と主流の太陽電池並みの発電効率にできるメドがたったとしている。
日立製作所の子会社のプラズマパネル工場を太陽電池の生産用に流用。約1000億円を投じて年間90万キロワットと国内最大の太陽電池工場を建設するとした。2011年下期に操業を開始するとのことだ。
今後、国内の補助策に加え、欧米なども需要が拡大するとみるほか、新興国向けにも出荷していく方針だ。しかし、親会社のロイヤル・ダッチ・シェルは新エネ分野ではバイオ燃料に注力するとすでに発表している。昭和シェルは独自に太陽光を強化しており、第二位株主のサウジアラムコと連携し積極投資する方向だ。
他の石油会社では、新日本石油が三洋電池と合弁会社を設立し、シリコン系薄膜太陽電池工場を建設すると発表している。グリーンレボリューションの波に、主力の石油事業は市場縮小は避けられず、再生可能エネルギーへのシフトで石油依存からの脱却は急務となっている。



















