前回は、積水ハウスの瓦一体型太陽光発電について述べたが、住宅と太陽光発電の一体化という点では、ミサワホームが今年度のグッドデザイン賞を受賞した『スマートスタイル ゼロ』のデザインは注目できる。家に太陽光パネルを載せるという発想ではなく、太陽光発電にはどのような形状の住宅が望ましいかという方向でデザインしたと考えられる。元々、ミサワホームという会社は、コンセプト住宅では業界をリードしてきた会社であり、面目躍如といったところか。バブルの頃の装飾的なデザインとは異なり、太陽光以外の部分もシンプルモダンといったところが、現代を表しているようでもある。このような住宅をベースに街づくりをしても面白そうである。
小屋裏2階建てのスタイルで、切妻の南面いっぱいに太陽光モジュールを屋根代わりにしている。確か、以前にハイブリッドZという商品でもグッドデザイン賞を受賞していたと思うが、その住宅よりも洗練された感がある。オランダのアメルスフォートというところは、太陽光をたくさん使って、運河とともに計画された美しい街だが、そのイメージを彷彿させる。いずれも、建物と太陽光の一体感が心地よい。
おそらく、このような量産住宅でのECO住宅のパッケージは日本が最も得意とするところではないだろうか。さらに蓄電池などと組み合わせて、系統への負担を大幅に低減できる住宅は、世界で歓迎されるはずだ。ぜひともこの分野で技術、デザインともに世界に受け入れられるよう洗練していって欲しいものだ。こちらも詳細はグッドデザインアワードのファインダーで検索して欲しい。













